こんにちは。カノンです。
韓国では何事も、一度その人気に火がつくと、徹底的に
その人気ぶりを追求し、ある程度消化されると、
潔いほどの速さで撤退していきます。
例えばこれまでも、UFOキャッチャーが人気になると、
近所にできるわできる、UFOキャッチャーのお店!
それからこれは昨年の春以降だったかな、アイスクリーム
の割引店舗が1店舗できたとおもったら、これまたすごい勢い
であちこちに類似点がオープン。たとえボーっと暮らしていても、
今何がブームなのか、それはもう簡単に見抜けるぐらいなのです。
で、今は何かというと、スライム。
スライムは韓国では슬라임。発音はスルライムというと
近い感じです。または、액체괴물(エッチャグェムル)
と言い、略して액괴(エッグェ)と言ったりします。
액체(エッチェ)は液体、괴물(グェムル)は怪物、
という意味で、液体の怪物ってことで、
つまりスライムのことをさすわけです。
そういえば、今年、(日本の)ビレッジバンガード
でスライム売ってるのを見かけましたが、
そのほとんどが韓国からの輸入もののようでした。
韓国のスライム全盛期なんでしょうかね。
さて、スライムはもともと子供たちの間で人気が
ありましたが、今年に入ってから、特に初夏以降、
それはすごい勢いでスライムカフェなるものが次々
とオープンしていきました。
今もまだオープンラッシュが続いている感じです。
韓国はキッズカフェも趣向をこらしたものが数多く
ありますが、スライムカフェはその延長で、主に子供たちを
対象に、お店でスライムづくりができ、飲み物も飲める、
というスタイル。観察してみると、カフェとするのはあくまで
営業形態の利便性によるもののように見え、主な利用客の
子供たちがそこで飲み物を飲むことはあまりなさそうです。
付き添いの大人の入場料に飲み物一杯分の料金が込み、という
形式になっていて、同伴者がコーヒー飲みながら子供を
待つ、というスタイルが多いように見受けられます。
実際にスライムカフェ、どんな感じなのかというと、
まずレジで作るスライムを決め、材料費を支払います。
スライムの種類というのは、基本的なクリアスライム
、シャラシャラという音を楽しめるスノウスライム、粘土を混ぜることで、弾力ある触感にする粘土スライムなど
、「へーえ、いろいろあるんだ!」と私、ちょっとびっくり。
実際、スライムの材料となるものって、液体のりに
コンタクトレンズの洗浄液などで、別に家でも簡単に
作れるってことをカフェを見に行ったおかげで
初めて知りました。自分でそろえればたいして
費用もかからないけど、カフェに行くと、一人
1万7000ウォンくらいかかることを思うとカフェ高っ!
で、このカフェの面白さの一つはパーツ選びなんじゃないかと。
出来上がったスライムに、ビーズのようなパーツを
入れ込むことでかわいさUPさせるようです。
ははあ、なるほど、面白いな、と。
そしてこのパーツ選びは面白そう!
これ女の子ならみんな好きなんじゃないかと思います。
パーツの種類もいろいろ。いやあかわいいかわいい!
だいたいどこのスライムカフェでも、写真のようにクリアケース
に入ったパーツが壁際に並んでいる、というのがスタンダード
スタイルのようです。
スライムカフェ3か所ぐらい行ってみましたが、
利用客の大半が小学生じゃないかな、という印象。
たまに中高生や、(大人の)カップルなども見かけは
しましたが……。
このスライムカフェ人気、いつまで続くかな。
お店によっては既に危うそうな気配がする店舗も
見受けられますが……。
ただ、このブームに便乗してお店をオープンさせた人の
話を聞くと、面白いのが、もともと長期で続けるつもりじゃ
ない、ということ。人気があるときに、稼げるだけ稼いで、
下火になってきたら、すぐに閉店するつもりだそうで。
そういう方、多いということです。
お話聞いて、なるほどね、と思いました。
確かにそういう商売のやり方もありますね。
最初からその覚悟なのかあ。
この異色カフェ、とっても面白いので
子供時代にスライム好きだった大人も一度行ってみる
ぶんにはしっかり楽しめるな、と。
ありじゃないでしょうか^^スライムカフェ!
では、また。