ハングルと日常

ハングルキーワードから綴るささやかなエッセイ

아줌마(おばさん/アジュンマ)

今日のテーマ:아줌마(アジュンマ/おばさん)

 

嫌いな韓国語の単語はいくつかあるが、

(好きな単語はその何倍もたくさんある!)

そのうちのトップ3に

間違いなくランクインするものに

アジュンマがある。

 

この単語は何故こうも

私を不快にさせるのか。

日本語で訳すなら、

おばさん、おばちゃん、

大阪弁ならおばはん。

 

既婚女性を指す場合にもまあ、

この呼び方が

適用される場合もあるので、

そういう意味で言っても、

私がアジュンマと呼ばれるのは

致し方ないのだけれど、

この単語が醸し出す

ある種独特な老齢感がもう嫌いだ。

 

アジュンマというと、韓国の国民的アニメ

「アンニョン、チャドゥヤ(안녕,자두야)」

に出てくる主人公チャドゥの

お母さんのイメージ。

髪が大仏のようにぐるぐる巻きで、

とても逞しい。

まあ言ってみれば、

これがステレオタイプの

母親像だったわけで。

 

 

でもたぶん私、何歳になっても

アジュンマって呼ばれれば

瞬間気分がダウンすると思う。

 

我儘だって?

 

そうかもしれない。

でも好きじゃないものは好きじゃないのだ。

微妙な女心だと思って見逃しておくれよ。

 

どう見ても20代だったり

未婚女性だったりすると、

アジュンマではなくて、

アガシと呼ばれる。

 

だから見知らぬ人にどう呼ばれるかで

自分がどう見られているか分かるという。

 

アジュンマと呼ばれれば、

「嗚呼、つまり若くは見られてないのだな」

としょげるのだ。

 

もうアジュンマに間違いない年齢なんだから、

いい加減「アジュンマ」を受け入れろよ!と

自分自身を叱咤するも、心が現実に

追いつかない。

 

昨日のこと。

 

マンションの入り口に

おっさんがうろうろしていた。

よくある新聞の勧誘の人だ。

 

目があった。

 

「アジュンマ!うちの新聞購読しませんか?」

 

 

 

絶対せんわ!

 

 

 

 

 

 

 

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